【解説】エスカレーター事故の半数60歳以上…原因過半数「乗り方不良」 「カートを私に任せて手すり掴んで」声掛けも大切
「よければカートを私に任せて手すりを掴んでください」
SPキャスター パトリック・ハーラン氏: アメリカでも、年間1万人ぐらいエスカレーターの事故でけがをしてる方がおり、大半が60歳以上の方。ゆくゆくは技術的な対応も期待したいが、今日からできることは「よければカートを私に任せて手すりを掴んでください」など、声を掛けることだと思う。 欧米に比べて日本の方がシャイなのか、声をかける率がちょっと低いのかなと思う。 青井 キャスター: ベビーカーを押している方については、どうでしょうか。 遠藤 玲子 キャスター: ベビーカーを押している時に、エスカレーターでどうしても利用しなければいけない時は、子供を抱っこしてベビーカー畳んでいることが多く、両手塞がってしまうことがあります。ベビーカーを畳んだ状態であっても「お手伝いしましょうか」と言ってもらえると、とても助かると思います。 青井 キャスター: 日本では、商業施設のエスカレーターでお年寄りが巻き込まれる事故が目立ちます。どのような対応が必要でしょうか? 立石 取材センター室長: カートではないが、2017年には、香川・高松市の商業施設で車椅子に乗っていた79才の女性と、押していた夫がエスカレーターを転落する事故があった。売り場面積にも影響するが、車椅子やカートも乗れるような、大型のエスカレーターを考えていく必要がある。費用はかかっても、それは企業のブランド価値の向上に寄与すると思う。 青井 キャスター: これから、高齢者が増えていく時代です。ルールを守ることはもちろん大切ですが、一人でも多くの人が安心してエスカレーターを利用できるような、仕組みづくりを進めていただきたいと思います。 (「イット!」 6月13日放送より)
イット!