<ライブレポート>櫻坂46、2023年のラストライブとなった【COUNTDOWN JAPAN 23/24 supported by au 】
2023年12月28日から31日まで、千葉・幕張メッセ国際展示場1~8ホール・イベントホールにて【COUNTDOWN JAPAN 23/24】が開催された。 その他の画像 初日となる28日のEARTH STAGEに、櫻坂46が登場。本稿では、櫻坂46にとって2023年最後となるライブ模様をお届けする。 4年ぶりの開催制限や感染症対策ガイドラインがない【COUNTDOWN JAPAN 23/24】。「Overture」がオープニング映像と共に流れると、会場は早くもクラップやコール、そして大合唱に包まれて一体となっていく。「Start over!」のイントロであるベースフレーズが響くと、オーディエンス全員がメンバーの振り付けを模倣してリズミカルにジャンプ。その熱気はセンターの藤吉夏鈴が、メンバーの体で作られたオブジェに登るシーンで一気に爆発した。 続く2曲目は7thシングルのカップリング曲「マンホールの蓋の上」。ロックな曲調によって、高まった会場のボルテージが、ライブの定番曲「半信半疑」に繋がっていく。 最初のMCでキャプテンの松田里奈が、今年新しく加入した3期生を「すっごく逞しい」と称賛したあと、3期生がオリジナル曲「静寂の暴力」を披露。すると客席からペンライトの明かりとコールする声が途切れ、静寂に包まれる。センチメンタルなメロディに反して全身全霊を注いだ激しいパフォーマンスに、オーディエンスも全神経を集中させながら見守っていた。続いて披露されたのは、1、2期生のユニット曲「断絶」。メンバーの眼差しが際立つこの曲では、センターの田村保乃を筆頭にBuddies(櫻坂46ファンの総称)の心を惹きつけるような表情を魅せた。 MCでは松田が「【COUNTDOWN JAPAN】が今年最後のライブなんですけど、私たちは一年を通してツアーで全国各地を回らせていただいたり、今年は初めての海外でのライブにも挑戦させていただきました。本当に皆さまの応援のおかげでこうして色んな景色を私たちが見ることができました」と2023年を振り返りながら、感謝の想いを伝えると、客席も大きな拍手で答えた。 そして松田は「そんな今年一年色んなところで得たものを、今日ここで全力で出し切れるように楽しんでいきたいなと思うんですけど、皆さん! 楽しむ準備できていますか!?」と煽り、ライブもラストスパートへ突入。3期生メンバーが「Dead end」を披露した。本楽曲は、もともと1、2期メンバーがパフォーマンスしているが、今年行われたツアーでは、3期生が披露。一人ひとりが自信に満ちた表情と、先輩メンバーに遜色ないパフォーマンスから、彼女たちの成長が感じられる。客席も赤一色に染まり、最大級の声量で歌詞に合わせて「Dead!」「end!」とコール。その熱量は次の曲「BAN」にも続く。センターを務める森田ひかるの「時間はあんなにあったじゃないか」というセリフに会場が大興奮状態に。 最後の曲「承認欲求」では、完成度の高いユニゾンダンスでオーディエンスを魅了したあと、松田は「今日はご来場いただき本当にありがとうございます。これからの【COUNTDOWN JAPAN】も楽しんでください」と再度お礼を伝え、メンバーの一人ひとりが客席に向かってあいさつしてステージを後にした。 2023年、新しいメンバーが加入し、新しい土地で挑戦してきた櫻坂46。この1年は、彼女たちにとっても、Buddiesにとっても密度の高い年になっただろう。2024年、彼女たちがさらに誰でも見たことのない麗しい櫻を咲かせると願っている。 Text by Ian Li Photo by COUNTDOWN JAPAN 23/24 ◎公演情報 【COUNTDOWN JAPAN 23/24 supported by au 】 2023年12月28日(木)、29日(金)、30日(土)、31日(日) 千葉・幕張メッセ国際展示場1~8ホール・イベントホール <セットリスト(櫻坂46)> 01. Start over! 02. マンホールの蓋の上 03. 半信半疑 04. 静寂の暴力 05. 断絶 06. Dead end 07. BAN 08. 承認欲求