階級アップの怪物べナビデスが計量パス、対する”チーム・カネロ”の刺客はムキムキすぎると話題に
6月16日(日/日本時間)米ネバダ州ラスベガスで行われるプロボクシング[WBC世界ライトヘビー級(79.38kg/175p)暫定王座決定戦]の前日計量が15日に行われ、1階級下の現WBCスーパーミドル級暫定王者で今回2階級制覇に挑む”怪物”デビッド・ベナビデス(27=アメリカ)と、対する元WBCライトヘビー級王者オレクサンダー・グボジーク(37=ウクライナ)は共に79.0㎏(174.2p)で計量パス。 ”怪物”ベナビデスに対し、チーム・カネロのグボジークも体でも負けてはいない。ムキムキに引き締まった体型で現れ「肉体改造がすごい」「べナビデスはフィジカル負けするのでは」と番狂わせを予想する声も上がった。 【フォト・動画】元王者グボジークの超合金ボディ!5年前との比較に驚きの声 べナビデスはアグレッシブな強打者で”メキシコの怪物”と呼ばれ、戦績は28勝(24KO)無敗。 スーパーミドル級統一王者サウル”カネロ”アルバレスとは長らく対戦が望まれているが、カネロ戦が実現しないため、先にライトヘビー級王座を獲ろうという目算だ。 べナビデスはキャリア初期以来の階級アップで、計量でも脂肪を残した肉体で登場。重そうなネックレスも2つ下げ、余裕そうだ。 一方の元ライトヘビー級王者グボジークは、腹筋ボコボコのマッチョな肉体で登場。 バキバキに絞り込んでおり、べナビデスとの対比が印象的だ。 このグボジークの肉体に「これはかなりの肉体改造だ」「べナビデスは前に出れるのか」「アップセット起こる?」とグボジークの金星あるのではとのコメントも並んだ。 グボジークは19年にライトヘビー級の強者アルトゥール・ベテルビエフに初黒星を喫した後、約3年引退状態に。 しかしカネロのスパーリングパートナーをしたことがきっかけで、現在はロスで、カネロのチームと共に練習を行っている。 ベテルビエフ戦時とはかなりの体格変化があり、ハードな練習が、この肉体を生んだのだろう。 べナビデスは「KOを狙う」と意気込み、グボジークは「再びチャンピオンになれる素晴らしい機会だ」と落ち着いた様子で語った。 カネロ戦へ繋げたいべナビデスは、カネロ陣営からの刺客とも言える相手を倒せるか。 ロンドン五輪銅のグボジークがテクニックと強靭な肉体で勝利するのか。