沖縄で無操縦者航空機が落下 6月、初の事故認定
国土交通省は7日、沖縄県の下地島空港付近で6月28日、宇宙船開発を目指すベンチャー企業「PDエアロスペース」（名古屋市）が運航する無操縦者航空機PDAS―X06が無線通信の不具合で、離陸直後に海へ落下したと発表した。国交省は無操縦者航空機で初めての航空事故に認定。運輸安全委員会は事故調査官3人を指名した。けが人はいなかった。 国交省によると、6月28日午後6時10分ごろ、試験飛行で下地島空港を離陸。直後に地上の操縦設備と機体との間の無線にトラブルが発生した。自動操縦に切り替わったが、試験空域から逸脱する可能性が高まり、飛行停止装置が自動的に作動。機体は海に落下し、大破した。
