雨キャンプのリアル! 正直しんどい「設営&撤収」3つの体験談 レポートでわかる「コツとワザ」とは?
キャンプに行きたいが、天気予報はあいにくの雨。雨の日にキャンプを決行した場合、どんなことが起こるのか、イメージが湧くだろうか。 この記事では、筆者が体験した雨キャンプのリアルな様子をレポートする。雨ならではのハプニングや心構えなど、雨キャンプに行く際の参考にしてほしい。
■テントの設営場所探しに苦戦
今回の雨キャンプで利用したのは、テントを建てる場所を自由に選べるフリーサイトだった。到着時には雨が降っており、すでにあちこちに水たまりができていて、水はけが悪い場所もあった。 テントはできるだけ水はけのよい場所に設営したいが、テント1つ分のスペースを確保するのが難しい。広いサイトの中を歩き回って場所を探したため、設営を始めるまで時間がかかってしまった。雨キャンプではいつもより時間に余裕を持ってキャンプ場に到着するようにしたい。 芝生を踏んでも水が染み出てこないような場所を選ぶとよいだろう。また、テントの下に敷くグランドシートのほかに、リビング部分に敷くリビングシートを持参したところ、雨に濡れた地面を気にせずくつろげた。
■テントの屋根から不意に落ちてくる雨水でびしょ濡れ
今回はテント設営の際に、雨に濡れずに出入りできるようにテントの入口とタープを連結させた。しかし、テントとタープの重なりが少なすぎたのか、テントやタープの上部に溜まった雨が度々隙間から溢れ落ちてくる事態に見舞われた。 あるときには、筆者がテントの出入りで身をかがめた際にちょうど腰の位置に雨水がかかり、ズボンの中までびしょ濡れになってしまった。また、テントの入口に靴を脱いで置いていたため、靴の中もびしょ濡れに。 雨の日にタープを建てる場合は、テントをしっかりと覆うように建て、雨水がテントの入口に落ちてこないようにしよう。
■雨水を拭き取るため、撤収に時間がかかる
晴れたキャンプではテントやタープをそのまま片づければよいが、雨キャンプではそうはいかない。雨で濡れたものをできるだけ乾いた状態にしたいので、拭き取りなどの手間がかかるのだ。 今回のキャンプは撤収時に晴れたため、テントとタープは先に干して、ほかの道具を片づけながら乾かした。それでも乾ききらない部分は伸縮式洗車モップで拭き取ってから収納した。伸縮式洗車モップがあると、立ったまま作業ができるのでおすすめだ。 雨の中で片づける場合は、濡れたままのテントやタープをビニール袋に入れて持ち帰るのだが、それを帰ってから広げて干すのも一苦労である。濡れたものを片づけるのは手間も時間もかかるため、撤収は時間に余裕を持って取り組みたい。