国際アマチュアFA選手との契約期間がスタートした（MLB Advanced Media）

　日本時間1月16日、MLBでは国際アマチュアFA選手との契約期間がスタートした。契約期間は日本時間12月16日までの11ヶ月間だが、契約解禁と同時に多くの有望株の契約が発表されるのが通例となっており、今年もMLB公式サイトの「国際アマチュアFA選手有望株トップ50」にランクインしていた選手のほとんどがすでに契約先を決めている。同ランキングで1位となっていたドミニカ共和国出身の遊撃手、レオ・デブリエスは契約金420万ドルでパドレスへの入団が決まっている。 　各チームが国際アマチュアFA選手の獲得に使用できる契約金の総額には上限があり、最も多いのはダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、オリオールズ、パイレーツ、ロッキーズ、ロイヤルズの711万4800ドル。一方、最も少ないのはレンジャーズ、パドレス、フィリーズ、ヤンキースの465万2200万ドル。なお、この契約金の使用可能枠はトレードできる。 　ブレーブスはMLB公式サイトの「国際アマチュアFA選手有望株トップ50」で3位にランクインしていたホセ・ペルドモを契約金500万ドルで獲得。ベネズエラ出身の17歳の遊撃手で、空振りが少なく、確実性の高い打撃力が高い評価を得ている。 　カブスは同ランキングで4位にランクインしていたフェルナンド・クルーズを契約金400万ドルで獲得。ドミニカ共和国出身の17歳の遊撃手で、将来的には20～25本塁打を狙える強打の遊撃手へと成長することを期待されている。 　同ランキングで1位のデブリエスは契約金420万ドルでパドレスが獲得。ドミニカ共和国出身の17歳の遊撃手で、走攻守をバランスよく兼ね備えたスイッチヒッターであり、同じドミニカ共和国出身のホセ・ラミレス（ガーディアンズ）のようなスター選手になる可能性を秘めた「金の卵」だ。 　ほかの有力選手では、同ランキングで2位のパウリーノ・サンタナは契約金130万ドルでレンジャーズ、5位のアドルフォ・サンチェスは契約金270万ドルでレッズへの入団が決まっている。