立命館大経済学部 3人の卒業判定に誤り うち2人が卒業半年遅れる 今後、大学側が補償へ 原因はカリキュラム設定後の『人為的ミス』
12月25日、立命館大学は経済学部において、卒業要件が誤って運用されていたとして、過去に2人が本来卒業できた時期から半年遅れて卒業していたと発表しました。 立命館大学によりますと、経済学部で2017年度から運用されているカリキュラムで、学生への配布資料のなかで卒業に必要な単位要件の記載に一部誤りがあり、また事務システムも誤って設定されたもので集計されていたため、単位が正しく認定できていなかったということです。 今年9月に在学生とその保護者から卒業判定に関する問い合わせがあり、誤った卒業判定を行っていたことが判明したということです。 この在学生に関しては通常通りの日程で卒業したということですが、大学が過去に遡って確認したところ、2020年度以降に卒業した2人の生徒についても誤った卒業判定を行っていたことが判明。2人は、本来卒業できた時期から半年遅れて卒業していたということです。 立命館大学は卒業生2人に対してすでに経過説明やお詫びを行ったとしていて、今後、補償を行う予定だということです。 大学は、カリキュラム設定のあと運用に落とし込む際の人為的なミスが原因だったとして、今後チェック機能を強化するなど再発防止に取り組むとしています。