ゴールデンウィークは、アートに触れる休日を。
今年も間近に迫ってきたゴールデンウィーク。山や海へ、そしてリゾートもいいけれど、まだ予定を決めていない方、ぜひアートに触れる日帰り旅を。東京から日帰り圏内でも素敵な美術館がたくさん! アートにどっぷりと触れる贅沢な一日を満喫できるおすすめ展覧会5選をピックアップ。
1. 箱根の森に溶け込む美術館で愛でたい名画の数々。 神奈川県 ポーラ美術館| 『モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン』
箱根の自然と美術の共生をコンセプトに、2002年に誕生したポーラ美術館。施設の多くを地下に置いた建物は、周囲に広がる美しい森に溶け込むかのよう。また全長約1kmの「森の遊歩道」が整備され、彫刻作品を見ながら散歩すれば身も心もリフレッシュできる。 本展では1920~1930年代のパリを中心に、欧米と日本における機械と人間との関係を巡るさまざまな様相を紹介。さらにコレクション選では、1874年にパリで開催された第1回印象派展にちなんで、セザンヌ、ルノワール、モネ、ピサロなどの名画を公開する。
『モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン』 会期:開催中~2024/5/19(日) 会場:ポーラ美術館 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 tel:0460-84-2111 開)9:00~16:30最終入場 休)無休 料)一般 ¥1,800 www.polamuseum.or.jp/
2. 環境や自然を取りあげたアートから「かけがえのないもの」を探す。 長野県 軽井沢ニューアートミュージアム| 『かけがえのないもの - 地球・風景・環境』
軽井沢駅北口から大通りをまっすぐ歩くと、右手に白いカラマツをイメージした円柱の並ぶガラス張りのモダンな建物が見えてくる。それが日本や世界の現代アートを紹介し、毎回の展示企画がユニークなことで知られる軽井沢ニューアートミュージアムだ。 「かけがえのないもの」をテーマにした本展は、エコロジーやアースデイをテーマとした磯辺行久や矢柳剛、世界各地でランドアートを展開したクリスト、また雪原にてパフォーマンスを手がけたGUNの作品や資料を展示。災害や戦争が絶えないなか、地球や環境、自然の大切さを改めて認識する機会となる。あなたにとってかけがえのないものとは何かを探りたい。