合格率3%を突破した美女ゴルファー イ・ボミに憧れる19歳・與語優奈「去年合格していたかった」
今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストは698人が受験して、最終プロテストの4日間トータル5アンダー・19位タイまでの21人が合格した。合格率約3パーセントの狭き門を突破した96期生は、最終日翌日の4日に制服やスーツ姿で入会式に参加した。 私服姿が可愛すぎる⁉ 政田夢乃の意外な素顔をぶっちゃけ【動画】 96期生は2位タイで合格した馬場咲希の176センチを筆頭に、長身で手足の長い選手が多い。その中で身長168センチとすらっとした長身で綺麗なロングヘアが印象的な選手がいた。15位タイで合格した與語優奈(よご・ゆいな)だ。 初日「67」の5位タイで滑り出したが、2日目に「75」で24位タイに後退。前半「41」と大きく落としたが「後半2アンダーで回れていたので不安はなかった」と、しっかり前を向く。3日目に「69」と伸ばして合格圏内の15位タイに浮上すると、最終日は「ショットもパットもブレることなく、最後まで緊張していたけどいい感じで回れました」と重圧に負けることなく「71」で回った。 「去年受けたけど落ちちゃって。今年やっと受かれて嬉しい」。滋賀県のECC学園高3年時の昨年は、2次で涙を流した。2度目の合格に安堵した様子で笑顔を見せた。 ゴルフ好きの父の影響で10歳からゴルフを始めた與語。「はじめは父の練習についていく形で、遊びでちょっと打つくらい」だったと言うが、その腕はメキメキと上達。中学時代は2019年の「日本ジュニア」で3位タイ、高校時代は2022年3月の「全国高校ゴルフ選手権春季大会」で2位に入るなど全国大会でもその名を馳せた。ゴルフがどんどん上手くなっていく娘の姿を前に、父の一樹さんは自身のクラブを置き、サポート役に徹していた。 これからはプロとして道を歩むことになるが、目標とする選手はイ・ボミと話す。幼い頃女子ツアーを観戦しに行き、一目惚れしたという。「かっこいいと思いました!ショットもパットも上手くて、ずっと笑顔で楽しそうで」。ボミといえば2015年、16年に2年連続賞金女王に輝き、今シーズン限りで日本ツアー引退を表明した名選手。「キャンディ・スマイル」のニックネームの通り多くのファンがその笑顔に魅了された。幼い與語もその一人だった。 「去年受かっていたかった。イ・ボミさんとプロとして一緒にプレーしたかったです」。昨年のプロテストに受かっていれば、プロとしてプレーができていたかもしれない。その思いが與語にはあるようだ。 そんな與語は、11月16日から開催される「エリエールレディスオープン」にはアマチュアとしてエントリー済み。入会式は4日に行われたが、正式な入会日は12月1日のため、それまではアマチュアとして試合に出場できるのだ。 與語の武器は、ボミ同様ショットの精度。プロテストの4日間もショットで多くのチャンスを作った。憧れのボミが賞金女王に輝いた2015年に勝利しているこの大会で、プロテストに受かったばかりの與語スマイルが見られるに違いない。(文・内藤哲)
ALBA TV