田川寿美、中村玉緒プロデュースの着物姿を披露して「紅白」返り咲きに意欲
演歌歌手・田川寿美が24日、東京・池袋のサンシャインシティ・アルパ噴水広場で新曲「女の舟唄」の発売イベントを行った。 田川は、「このサンシャインで新曲発表会をやらせて頂くのは、『女人高野』の時以来、13年ぶりになります。今回、またここで新曲イベントをさせて頂くということで、何か縁を感じます」と笑顔であいさつし、同曲をはじめ、カップリング曲の「花冷えのとき」、「一期一会」など全4曲を熱唱した。 新曲は海を舞台に恋をなくした女性のせつない女心を歌った曲になっているが、「オーソドックスな王道演歌ですが、イントロの躍動感あふれる部分だとか、愛する男性が何も言わずに去って行った後、残された女性は明日に向かって船を漕いでいくという、現代の女性の心境も描いている部分もありますので、ちょっとでも新鮮さをこの演歌に感じて頂けたらうれしいなと思います」とアピールした。 この日のステージには、今回の新曲の衣装の着物をプロデュースした女優・中村玉緒も応援に駆けつけ、田川に花束をプレゼント。 田川が身を包む黒地に格子柄の着物姿を見ながら、「私にとっては娘のような存在です。着物をプロデュースするのは夢だったので、今日は本当に楽しみにして来ました。この着物は、歌舞伎の弁慶格子と言いまして、歌舞伎の男の役の弁慶をモチーフにして、少し大人の雰囲気を出してデザインしました。うれしいですね、こうやって着てくださって。これからも1枚だけではなく、次もプロデュースしていきたいですね」と喜びをあらわにした。 一方の田川は、「モダンなお着物ですよね。今までは古典柄が多かったのですが、そろそろいい大人になり、少し粋な着物もどうかということで、中村玉緒さんにプロデュースして頂きました。これを着ると、身が引き締まる思いがします。それも着物の魅力ですよね」とうれしそうに微笑んだ。 そして、「中村玉緒さんにお守りのようなお着物をプロデュースして頂き、来年は25周年を迎えますので、その前の年である今年は、年末の『紅白』の返り咲きを目指して頑張りたいです」と意気込んだ。