大谷翔平の7億ドルは「投資」 二刀流スターの“計り知れない価値”に英紙が見解「ビジネス面でも莫大な見返りを得る」
ドジャースは12月11日(日本時間12日)、エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平と契約合意したことを正式に発表した。契約内容はプロスポーツ史上最高額といわれる、10年総額7億ドル(約1018億円)。「超」がつく大型契約に現地では衝撃が走った。 【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る 7億ドルという金額に驚愕しているのは日米だけではない。契約総額で見ると、サッカー界のスーパースター、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを超えた。野球が一般的なスポーツではないイギリスの地でも「世界で最も稼ぐアスリート」となった大谷に衝撃を受けている。 英紙『The Guardian』が記事を配信。「ドジャースはショウヘイ・オオタニの7億ドルを経費ではなく投資と捉えている」と見解を示した。 同紙は「リーグ屈指のチームは、最高のスターを加えることになる」と、今季までの二刀流スターの成績を紹介しながら、大谷加入でドジャースがさらに戦力アップすることを伝えた。 一方で、「ドジャースにとってフィールドでの見返りは明らかだが、オオタニとの契約はビジネス面でも大きな見返りをもたらすだろう」と、大谷の加入は戦力だけでなく、球団経営にも大きな影響を与えるとし、「ドジャースがオオタニに年俸7000万ドルを支払うのは、チケットの売り上げからグッズ、テレビの視聴率に至るまで、あらゆる面で莫大な収益アップが期待できるため、さほど高くはないと判断したのだろう。ドジャースは並外れた野球選手に対して払う契約額を経費ではなく投資であると考えており、オオタニがユニフォームを着て試合を重ねるにつれ、球団は莫大な見返りを得るだろう」と分析した。 国際的なスーパースターとしての価値は計り知れないようで、「オオタニは日本で最も有名なアスリートであり、日本で特に有利に働くだろう。日曜日には、彼の母国のファンが、移籍を知らせる新聞の号外をもらうために列を作った」と記載。ドジャースは大谷の加入で日本からの広告料やグッズ販売など多大な利益を見込める。 大谷の価値を考えると、「7億ドル」という金額は“お得”なのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]