愛媛県で最大震度4を観測 震源は南予地方 津波の心配なし
南海放送
きょう午後3時24分ごろ県内で最大震度4を観測する地震がありました。これまでのところ、この地震による大きな被害は確認されていません。 松山市で震度4を観測したのは2014年の3月以来です。 気象庁によりますと、きょう午後3時24分頃、南予地方を震源とする地震がありました。 県内で震度4を観測したのは、松山市や今治市など6つの市と町で、震度3を観測したのは、宇和島市や八幡浜市、大洲市など10の市と町です。 こちらは、震度4を観測した松山市の南海放送7階の報道フロア、地震が発生した午後3時24分頃の様子です。 ガンと突き上げられるようなたて揺れの後、10秒ほど横揺れが続きました。 その最中、フロアに緊急地震速報が。 スタッフ: 「最大5弱!」 県庁では… 県庁男性職員: 「愛媛県東予今治市、西条市震度4。各対策部にあっては速やかに態勢をとるとともに、被害状況等についてただちに統括司令部に報告して下さい」 地震発生直後に災害警戒体制がしかれました。 この地震の震源地は南予で、震源の深さは50キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。 この地震による津波の心配はなく、今のところケガ人や家屋への被害は確認されていません。 銀天街の店の人: 「突き上げるような感じでドンと。時間的には短かった」 銀天街の店の人: 「ガタガタして商品も倒れた。すぐ終わったからホッとした」 塾にいた生徒: 「(塾にいた生徒は)即座に机の下に隠れて怖がっていました。石川県では震度7でこれの倍ぐらいの強さで揺れているのですごい怖いと思った」「南海トラフがくるって言われているのでもうそろそろ来るのかなと思って怖かった」 また、震度4を観測した伊方町の伊方原発では… 県原子力安全対策課 杉本文孝推進監: 「念のため設備の巡視点検を実施しておりまして、その結果は後ほどHP等で公表します。この地震による環境への放射能の影響はございませんでした」 県の原子力安全対策課は臨時会見を開き、伊方発電所で観測した地震の加速度を表すガルが最大30ガルだったと発表しました。 県が定める通報区分でもっとも緊急性の高い「A区分」の基準となる20ガルを超えていますが、伊方3号機に異常は見られず通常運転を継続しています。 また県によりますと、伊方発電所で20ガル以上を観測したのは2014年の伊予灘地震以来だということです。 一方、交通機関に影響が出ています。 JR四国は、予讃線で地震の影響を確認するため運転を見合わせるなどしていましたが、午後7時27分に規制はすべて解除されました。