【MLB】佐々木争奪戦は実質2球団の争いか 「南カリフォルニアの球団でなければサプライズだ」と球団幹部
日本時間1月15日午後11時、2025年度の国際移籍マーケットがオープンし、千葉ロッテマリーンズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している佐々木朗希とメジャー球団の契約が解禁された。佐々木はポスティング交渉期間が日本時間1月24日午前7時までとなっており、その期限を迎えるまでにどこかの球団と契約を結ぶ必要がある。ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団が最終候補となっているが、実質的には2球団による一騎打ちと目されているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、佐々木争奪戦の最新情報について記事を更新。あるナ・リーグ球団の幹部は「佐々木がポスティング公示された瞬間から、誰もがドジャースまたはパドレスと契約するだろうと考えていた。ブルージェイズと契約する可能性を除外することはできないが、南カリフォルニアの球団と契約しなければサプライズだ」と話しているという。3球団が最終候補に残っているものの、関係者のあいだではドジャースとパドレスの一騎打ちと考えられているようだ。 前出の球団幹部は「佐々木獲得に3億ドルかかるとしても、素晴らしい戦力補強になる。しかし、実際にはそれほどの金額は必要ではない。(格安でエンゼルスと契約した)大谷翔平以来の最高のFA補強になるだろう」とも語っている。このコメントからもわかるように、メジャー各球団は未来のサイ・ヤング賞候補として、佐々木のポテンシャルを極めて高く評価しているのだ。その佐々木を数百万ドルの契約金で獲得できるのだから、最初の書類選考に20球団が応募したというのも頷ける。 現在23歳の佐々木は、千葉ロッテでプレーした4年間で通算64試合に登板して394回2/3を投げ、29勝15敗、防御率2.10、505奪三振を記録。2022年には完全試合を達成した。オールスター・ゲームに2度選出され、2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは侍ジャパンの優勝にも貢献。大注目の佐々木争奪戦は、まもなく決着のときを迎える。