ダルビッシュ、ドジャースへ締め切り数分前に電撃トレード
去就が注目されていたレンジャーズのダルビッシュ有(30)のドジャース移籍が、日本時間8月1日午前5時の締め切りの数分前に電撃にまとまった。複数の米メディアがツイッターなどで速報で伝えた。 ウィリー・コルホーン外野手(22)、AJ・アレクシー投手(19)、ブランドン・デービス内野手(20)の将来有望な若手3人との1対3トレードだ。 優勝争いが絶望的になったレンジャーズは、今オフにFAとなるダルビッシュの放出を決め、ドジャース、ヤンキース、アストロズ、インディアンズなど、世界一を狙う複数のチームが獲得交渉に乗り出していた。 トレードの締め切り日となるこの日、アストロズが、まずブルージェイズの左腕、フランシスコ・リリアーノのトレードを青木宣親を交換相手にまとめた。ヤンキースも、ダルビッシュと共に目玉投手の一人だったアスレチックスのソニー・グレイを獲得、カーショーが故障者リスト入りするなどローテ強化が急務のドジャースとの交渉だけが残っていた。 ドジャースも、先にパイレーツのクローザーのトニー・ワトソンのトレードをまとめ、続いてレッズからトニー・シングラニーを獲得する情報が流れたが、最後の最後で、締め切りの数分前に、ダルビッシュの獲得が合意に達した模様で、締め切り直後に複数の米国記者がツイートした。 ドジャースではダルビッシュと前田健太との日本人ローテが実現することになる。 ダルビッシュは、2012年にポスティングで日ハムからレンジャーズに移籍して6年目にして2球団目となった。今季は22試合に投げ防御率4.01、6勝8敗の成績で、奪三振の148はリーグ4位。オールスターにも選ばれていた。