「自分や家族の安全を守るために」 福島県警の防犯アプリ運用開始 犯罪や事故情報などを発信
安全情報の発信手段として、福島県警が新たに導入するスマートフォン用の防犯アプリ「POLICEアプリふくしま」は30日、正式に運用が始まった。福島市の福島学院大駅前キャンパスで開始式を行い、学生たちが「自分や家族の安全を守るために活用したい」などと積極的にアプリを導入していた。 アプリは無料でスマートフォンにダウンロードできる。主な機能として、表示された利用者が住む地域で起きた犯罪や交通事故、不審者や熊の出没などの情報を地図上で知ることができる。住居侵入や車上狙いなどが発生した日時や場所を詳しく伝え、注意事項も添える。 ATM利用時に「成り済まし詐欺に注意!」など呼びかけるだけでなく、家族に知らせる役割も果たす。子どもらが家族など事前に登録した相手に居場所を送信する機能や、防犯ブザー機能なども備えている。 開始式では県警本部の国井祐典生活安全部長が「家族や知り合いも含め、犯罪に遭わないために活用してほしい」とあいさつ。桜田葉子理事長兼学長が多くの県民に広まることを期待した。アプリを使い始めた短期大学部2年の高橋俊喜さん(20)は「犯罪や事故などの発生情報を過去にさかのぼって把握できる。役に立つ」と効果を実感していた。
アプリインストールのURLはこちらhttps://app.police.fukushima.dsvc.jp/html/store.html