【ベトナム】独クイックパック、包装材工場への投資拡大
食品用包装材やキッチン用品を生産販売するドイツのクイックパックは、ベトナム南部ロンアン省で最大3,000万ユーロ(約49億2,800万円)を追加投資すると決めた。食品の包装材の生産を拡張する。べトナム外資系企業協会(VAFIE)の電子メディア「インベスター」などが19日に伝えた。 クイックパックは18日、ロンアン省に拠点を置き建設資材の製造や不動産開発を手がけるドンタム・グループと投資協力の覚書を結んだ。ドンタムが開発した省内の工業団地で6ヘクタールを借り受けて工場を拡張する。新工場は2025年に着工。生産する商品は全て欧米、オーストラリアに輸出する。 クイックパックは17年にロンアン省で工場を稼働した。17年の輸出量は50TEU(20フィートコンテナ換算)で、24年には計2,000TEU以上に達した。 クイックパックは今回の投資によって、ロンアン省の工場の面積を計10ヘクタールに拡張し、生産量を2倍に引き上げる。ベトナム工場は同社にとって、東南アジア最大の拠点となる。