１０月２４日未明、鹿児島市で住宅１棟が全焼する火事があり、焼け跡から１人が遺体で発見されました。 現在、この家に住む７０代の女性と連絡が取れておらず、警察が身元の確認を進めています。 視聴者が撮影した映像です。 建物はオレンジ色の炎に包まれ、暗闇には火の粉や黒煙が立ち上っています。 別の角度からの映像には、近隣住民とみられる人たちが火事の様子を見つめていました。 警察と消防によりますと、２４日午前１時半ごろ鹿児島市坂之上８丁目で住人の男性から「自宅が燃えている」と消防に通報がありました。 火は約２時間２０分後に消し止められましたが、この火事で無職　中熊俊久さん（６１）の木造２階建ての住宅１棟が全焼し、焼け跡から１人の遺体が見つかりました。 近所の住民 「火の粉がすごい上がってて音もバチバチ」 「においもすごかった。木の焼ける匂いが」 中熊さんは７０代の女性と２人暮らしで、出火当時、２階にいた中熊さんは火事に気づいて逃げ出しましたが、燃え方が激しく火元とみられる１階にいた女性とは現在、連絡がとれていないということです。 現場は住宅が立ち並ぶ地域で、消防車１４台が駆けつけ一時騒然としました。 警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。