次期衆院選福井2区、日本維新の会公認候補が出馬へ 現・福井県議、斉木武志氏が近く正式表明
元衆院議員で福井県議の斉木武志氏(50)=越前市=が、10月15日公示の衆院選福井2区に日本維新の会公認候補として出馬する意向を固めたことが6日分かった。福井新聞の取材に「県議として原発立地の県民の電気料金引き下げなどを訴えてきたが、国の制度や政策変更が必要。国政の場で実現したい」と意欲を示した。近く正式表明する。 斉木氏は東京大法学部卒で元NHKアナウンサー。2009年から衆院議員を1期(東海比例)務めた後、17年衆院選福井2区に希望の党から立候補し比例で復活当選。21年衆院選福井2区には立憲民主党公認、22年参院選福井選挙区は無所属で出馬したが落選した。昨年4月の県議選の越前市・今立郡・南条郡選挙区に出馬し初当選した。 斉木氏は複数政党から次期衆院選への出馬打診があったとした上で、維新を選んだ理由に「共産以外の野党は一つの強い政党になる必要がある。無所属では実現できず、政党に所属して野党再編を追求したい」と述べた。 福井2区を巡っては、現職の高木毅氏(68)=敦賀市=が9選を目指しているほか、立民は新人の辻英之氏(54)=小浜市、共産党は新人の小柳茂臣氏(70)=鯖江市=をそれぞれ公認候補として擁立すると発表している。
福井新聞社