被災者がバス車内で一票 七尾・仮設住宅に期日前投票所
七尾市選管は22日、仮設住宅団地2カ所にバスを活用した衆院選と市長選の「期日前投票所」を設けた。市内での運用は初めて。被災者が車内に積まれた投票箱に一票を託した。 小島町第1団地、舟尾町第1団地にそれぞれ1時間半ずつバスを派遣した。一部の仮設住宅では投票所まで距離があり、小島町第1団地で投票した松本外枝さん(76)は「車がないので助かる」と話した。23日も万行第1・2団地と小島町第2団地を回る。 ●期日前、初日3倍に 市選管によると、市長選の期日前投票が始まった21日は市役所と3カ所のコミュニティセンターで計1051人が投票した。 内訳は市役所749人、田鶴浜151人、中島99人、能登島52人。投票率が63・34%だった20年市長選は期日前初日に316人が投票しており、約3・3倍に増えた。 衆院選との「ダブル選」に対応するため、4年前の市長選と比べて職員を13人増の30人態勢としている。期日前投票は26日までで、24日からは七尾サンライフプラザでも受け付ける。 ●23日の陣営(届け出順) ◇茶谷義隆氏▽遊説 午前はなぎの浦、能登島、和倉など、午後は西三階、白馬、徳田など ◇木戸奈諸美氏▽遊説 午前は矢田郷、東湊、崎山、午後は北大吞、南大吞、袖ケ江