アズーリが誇る天才肌のレフティーだったはずが…… 今季まだ《0ゴール0アシスト》とプレミアでもがく才能
直近3試合は前半45分だけで交代
19歳でイタリア代表に選出されるなど、早い時期より評価されてきたMFニコロ・ザニオーロ。天才肌のレフティーアタッカーと期待されてきたが、その実力をどう見るべきだろうか。 今季のザニオーロはガラタサライからレンタルでアストン・ヴィラに加わっており、アストン・ヴィラは指揮官ウナイ・エメリの下でプレミアリーグ4位と好調を維持しているチームだ。 ただ、ザニオーロ自身はまったく結果を出せていない。今季ここまでカップ戦を含め17試合に出場しているが、得点・アシストともに0だ。それどころか、リーグ戦直近3試合はすべて前半45分だけでベンチへ下がっている。 その3試合とは、10月29日のルートン・タウン戦、11月5日のノッティンガム・フォレスト戦、そして今月3日のボーンマス戦だ。いずれもトップ4入りを狙うアストン・ヴィラにとっては格下であり、ザニオーロとしては結果を出したい相手だ。 しかし、ザニオーロはこの3試合でもアピールに失敗してしまった。前の2試合では左サイドハーフ、ボーンマス戦では最前線の一角に入るなどエメリも起用法を色々試しているのだが、やはり0ゴールではアタッカーとして寂しすぎる。ザニオーロは来夏のEURO2024でイタリア代表メンバーに入れるかどうかも注目だが、今の成績ではそれも怪しいか。 ローマでプレイしていた頃も得点を量産するタイプではなかったが、代表入りへアピールするうえで得点力は欠かせない。
構成/ザ・ワールド編集部