【オリックス】将来性豊かな新人捕手の堀柊那、目標は「森友哉選手のように守れて打てるキャッチャー」。一方、若月健矢に訊いてみたいこととは?
入寮が終わり、オリックスの新人選手たちは早速、舞洲の練習施設で新人合同自主トレで汗を流している。2月から始まる春季キャンプに向けたアピールの場にもなるだけに、ルーキーにとってはプロに入って最初の関門と言ってもいいだろう。 【夏の甲子園PHOTO】1時間34分の雨天中断にタイブレークでまさかの結末。激戦続く甲子園第8日を厳選ショットでお届け! 将来有望な高卒キャッチャーの堀柊那は、プロでの練習を終えると「まず室内練習場っていうのがすごい広くて、バッティングも守備も色々できそうで、24時間空いてるっていうことで、ホントすごい練習がたくさんできる環境だなと思いました」とまず舞洲の施設に驚いた様子。舞洲では他の現役選手も自主トレを行なっているが「ホントにやっぱ全然、テレビとかで見るより、もっと大きいですし、自分と比べてみても、やっぱり体つきであったり、質っていうのが全然違うので、自分ももっともっとしっかり練習していって、体を大きくして変えていきたいなという風に思ってます」と、身近にいるプロの選手たちを見て感じるところがいろいろとあったようだ。 また送球面で「若月(健矢)選手に訊いてみたい」そうで「肩には自信あるんですけど、盗塁を刺すっていう、コントロールであったり、そういうのはまだあまり自信がないので、ステップの踏み方であったり、 どうやったらコントロールよくアウトにできる確率が高くなるのかっていうのを聞いていきたい」とチャンスがあれば先輩たちにも積極的に話を聞いていくスタンスだ。若月とは挨拶を済ませたそうで「優しくて体が大きかった」と第一印象について話している。キャッチャーは投手との意思疎通も大事になって来るが「先輩はまだですけど、同期の3人(いずれも投手)とは仲がいいのでコミュニケーションはとれている」という。 堀は尊敬するキャッチャーとして「森友哉選手のように守れて打てるキャッチャーを目指してやっていきたいです」とチームメイトになる森の名前を挙げている。若月の技術に森のバッティングが加わったハイブリッドなキャッチャーに成長すれば、正捕手の座も見えて来る。そのためにも「まずは体作りっていうのが一番大事かなと思ってるので、しっかり体を大きくしていって、そこから目指していきたい」と1年目は壊れない体づくりをすることに全力を注ぐ。若月、森に続く第3の捕手争いは、ここから数年かけて激しさを増すのは間違いない。左腕の宮城大弥の球を受けてみたいという目標も掲げているだけに、堀の成長を焦らずに見守っていきたい。 取材・文⚫︎THE DIGEST
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