京都女子中生、被災地の現状など学ぶ 修学旅行で来県 福島民報読み事前学習
福島民報などの地方紙を活用したNIE(教育に新聞を)学習に取り組む京都市の京都女子中3年生は5、6の両日、修学旅行で福島県を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地の現状などに理解を深めている。 同校は修学旅行先を初めて福島県に変更したのに伴い、震災や復興に対する県民の思いを知るため、福島民報を購読して授業などで活用してきた。 初日は参加生徒全約130人のうち、約40人が福島県郡山市の安積高で同校生徒と交流した。京都女子中の生徒は班ごとに、「被災者のメンタルケア」や「日本の処理水放出」など、修学旅行終了後にも福島県に関して継続的に探究していきたいテーマを発表した。安積高の2、3年生約20人から、国際高校生放射線防護ワークショップなど同校の取り組みについて説明を受けた。グループ討論も行い、各テーマに対する意見などを話し合った。 6日には双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館や富岡町の東京電力廃炉資料館などを巡る。