柏が井原体制下で初の逆転勝利! 好セーブで貢献したGK松本健太が語る勝因「戻るところに立ち帰った」
[5.15 J1第14節 柏 2-1 湘南 三協F柏] 柏レイソルにとって「内容がよくない」試合展開において、好セーブでチームを救っていたのがGK松本健太だ。 【写真】松木玖生の衝撃スタッツにファン「こんなの初めて見た」「バケモン」「GKもしてた?」 DF畑大雅、MF平岡大陽、FW鈴木章斗、MF鈴木雄斗のシュートが枠内をとらえるも、GK松本がゴールを許さなかった。それでも後半28分、FW福田翔生に先制点を許してしまう。 「苦しくなってきた時間帯での失点でしたけど、ピッチ内で下を向いてる選手がいたかと言われたらそうではなかったですし、きつい中でもやるしかないっていう雰囲気ではありました」と松本が回想したように、ホームの歓声を背に反撃に出た柏は、後半32分にFW木下康介が同点弾、アディショナルタイムにFW細谷真大が逆転弾を決めた。 「我々がやろうとしていたサッカーはなかなかさせてもらえない時間帯も多くありましたが、そういうピンチを含めて選手がよくしのぎながら、耐えた時間も多かった」と井原正巳監督は、そう守備の面を評価した。 湘南戦では、今季の課題であったセットプレーからの失点、直近4試合の課題であった前半早い時間での失点は見られなかった。松本はメンタル面での進歩があったことを、その要因として語る。 「うまくやるだけじゃなくて、もちろん精神論になっちゃいますけど、最後の気持ちのところだったり、いかに1人1人が自分を奮い立たせてやるかとか、そういう部分が欠けていたというか。そういう部分がないからこそ、例えばセットプレーで簡単に失点してしまう試合が続いていたので。練習の準備段階から、みんなが初心に帰る。戻るところにしっかり立ち帰って取り組んだ結果が今日出たと思います。改めて、やっぱりそういうところもないと勝てないなと今日は率直に感じました」 逆転で5試合ぶりの勝ち点3をつかんだ柏。昨年5月に井原監督が就任して以降逆転勝利は初、チームとしても2022年8月6日の京都戦(○2-1)以来1年9か月ぶりとなる。「そういう意味では今日のゲームというのは非常に大きな勝ち点3」。指揮官はチームとしての大きな成長を喜んだ。