松島幸太朗、今季の代表活動辞退の意向「休んで体をつくりたい。また一からやりたい」…東京SG、19点差逆転勝ち
◆ラグビー ▽リーグワンプレーオフ3位決定戦 東京SG40―33横浜(25日・秩父宮) 昨季と同一カードとなった東京SG(旧サントリー)―横浜(旧キヤノン)の3位決定戦は、東京SGが40―33で勝利。最大19点差をひっくり返し、昨季敗れた横浜に雪辱した。前半13分にトライを挙げ勝利に貢献したFB松島幸太朗(31)は試合後、今季の日本代表活動を辞退すると明かした。 * * * 東京SGらしい攻めの姿勢が大逆転勝利を生んだ。0―7の前半13分。敵陣約10メートルでパスを受けたFB松島が、持ち前のステップで抜け出してトライ。横浜に一時、19点差をつけられたが「失うものはない。攻撃しよう」と逆襲。33―33の同40分に途中出場のBK江見翔太(32)の約70メートル独走のトライで勝負を決めた。東京SGは後半に計4トライの猛攻を見せ、昨季の雪辱を果たし、リーグ3位で終えた。 80分間のフル出場で貢献した松島は「東京SGの強みはアタックすること。再確認できた」と振り返った。3大会連続出場した昨秋のW杯を終えて、今季はプレーオフ2試合を含む計16試合に出場。終盤は下半身の痛みもあり「思い通りのプレーはできなかった」と悔しがった。今季の日本代表活動には不参加の意向で「休んで体をつくりたい。また一からやりたい」と31歳の実力者は思いを明かした。(宮下 京香)
報知新聞社