松本怜生「緊張通り越して極限状態」の芝居、「レベルアップできた」と実感、縦型ドラマ「最期の授業」
ショートドラマアプリ「UniReel」の第1弾作品として、26日から縦型課金ショートドラマ「最期の授業―生き残った者だけが卒業―」の配信がスタートする。日本テレビが企画・制作を担当。担任教師の丸山が、生徒たちに復讐劇を仕掛ける学園デスゲームを描く(全話一挙配信)。 スポーツ報知では、主演のFANTASTICS・八木勇征ら出演者22人のインタビュー連載を15日からスタート。第4回は俳優の松本怜生。首の左側のタトゥーが印象的な上田正人を演じる。 ―どのような役柄でしたか 「少し格好良く言わせてもらうと『0軍』です(笑い)。見た目は1軍寄りですが、実は彼女以外に情はなく、ただただ傍観してクラスの人間や教師を嘲(あざ)笑っている。そんな性格です」 ―演じてみて共感できるところ、似ていると思ったところを教えてください 「正直、自分と似ているところがあると嫌かもしれません(笑い)。自分では、似ている部分はないと思っています。それほど、救いようの無い生徒で…。だからこそ、普段の学校のシーンから、そのオーラを出せるように心がけました。注目してほしいところは、そんな人物が『死に直面した時にどうなるのか』。そういった場面にならないと、素を表に出さない人物のひとり。ぜひ注目してほしいです」 ―撮影を経験して、心境の変化、成長できたことは 「たくさんありました。『場の空気に飲まれない』ことはパフォーマンスをする上で重要なことの1つだと思っていましたが、その反対も力が発揮されることを、この現場ですごく感じました。『むしろ、場の空気に飲まれた方がいい』と感じた現場は初めてです。緊張を通り越して、極限状態で繰り広げられる芝居は、リアルに近いものだったと思いました。演じる上でも見させていただく上でも、刺激になる現場でした。自分自身もレベルアップできたと思います」 ―撮影期間中に印象に残ったエピソードは 「楽しくてうれしかったエピソードですが、八木さんと撮影したとあるシーンがありまして。その後の現場の雰囲気にも関わる大事な撮影だったので、少し緊張もあったのですが…蓋を開けてみると、間も言葉もアドリブだらけの感情むき出しのシーンで終えました。芝居の一瞬一瞬が本当に楽しかったですし、何より、あの空気感を作ってくれた八木さんに感謝の気持ちでいっぱいです。八木さんに『最初のシーンが、れおとで本当に良かった』と言っていただき、その言葉がずっとうれしい記憶として残っています」 ―作品を楽しみにしている方へのメッセージを 「キャスト全員、誰一人欠けることなく全力を尽くしたと思っています。各々が『与えられた役のプロになるように』をモットーに、本気でぶつかり合いました。化学反応で生まれた異様な作品を、ひとりでも多くの方に見てほしいです」
報知新聞社