「出産すると一回終わる」愛川ゆず季が体感した女性の変化。40代からでも筋トレをする意義とは?【後編】
「トレーニングのいいところって、本当に年齢関係ないところだと思います。むしろ、年齢を重ねるにつれてさらに良い体になっていくというか。マッスルメモリーが進化していくんですよね。そこがすごく魅力的だなと思いましたし、いつでもできるしいつでも始められる。すごくいい取り組みだなと思います」 グラビア時代からぽっちゃり体型が売りでもあったが、トレーニングを始めてからは過去最高に引き締まった体を手に入れる。かつての関係者からは「ゆず季、痩せるの遅いから!」「今が一番いいよ!」という声も届き、年齢関係ない筋トレの可能性を実感した。 その後は本格的なボディメイクを継続し、2022年には磨かれた健康美を競うBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン)の日本大会でクラス別のグランプリを獲得。『奇跡の40歳』とメディアで報じられる存在となった。そんな彼女が今でもトレーニングを続けるのは、コンテストで感じた喜びに起因する部分も大きい。
「ボディメイクの大会ってライバルと競うよりも、自分をどれだけ高められるかの勝負じゃないですか。健康になって見た目も心も変えられるし、さらに仲間ができるのは素晴らしいと思います。40歳という年齢を迎えた私でも始められる。何歳からでも始められるのがトレーニングの魅力ですね」 今年もBEST BODY JAPAN日本大会に出場し、4位入賞と連覇ならずだったが、輝く姿を舞台で見せてくれた愛川さん。ライフステージの変化をポジティブに乗り越え、喜びに満ちた人生を送るために、トレーニングは欠かせないものとなっているようだ。
文/森本雄大 写真提供/愛川ゆず季