左から立川談慶、藤沢里菜、草なぎ剛

　俳優・草なぎ剛（49）が29日、都内で行われた映画「碁盤斬り」大ヒット御礼舞台あいさつに、滋賀県彦根市のキャラクター・ひこにゃん、落語家の立川談慶（58）、囲碁棋士の藤沢里菜（25）とともに登場した。 　同映画は、草なぎ演じる冤罪事件に巻き込まれた浪人・柳田格之進を中心に展開。父として、武士としての誇りを掛けた「復讐」を描く「リベンジ・エンターテインメント」作品だ。満員の観客がスタンディングオベーションで迎えられると草なぎは「ボク満足！　1本満足です！」とおどけながらも、感慨深げに丁寧に頭を下げた。 　主人公・柳田が彦根藩出身という縁で、ひこにゃんが応援に駆け付けた。草なぎは「うちのクルミちゃんにソックリ！」と愛犬似のお顔にメロメロな様子で、勝手に〝アフレコ〟を開始。「家族の物語で楽しかったよー！」「感動の物語で楽しかったなっしー！」「ふなっしー！」とハイテンションで次々とボケるも、ドン引きのひこにゃんはジリジリと後ずさりし、会場からは爆笑の声があがった。 　また、談慶や藤沢といった作品を彩った共演者も続々登場した。談慶は「浪人」「復讐」といった映画のキーワードをもとに落語を披露しイベントを盛り上げ、藤沢は作中で囲碁の達人を演じた草なぎを「強い人のオーラが出てて。囲碁が趣味なのかなって勘違いしてしまいました」と絶賛した。 　草なぎは「時代劇を初めて見る方にもおススメしたいし、世代を超えて若い方からご年配の方までたくさんの方に見てもらいたいです」とアピールし、イベントは大盛り上がりだった。