参道を練り歩く飾り馬と勢子

　熊本市中央区の藤崎八旛宮の例大祭は2日目の14日、「飾馬飾卸」があり、奉納に参加する60団体の勢子たちが境内で安全祈願などのお祓いを受けた。16日はハイライトの神幸行列が繰り広げられる。 【動画】「馬追い」太鼓やラッパでにぎやかに…熊本市の藤崎八旛宮で「神幸行列」（2023年9月）

　飾馬飾卸では、神幸行列の奉納団体がそれぞれの馬を引いて参道を練り歩き、沿道には大勢の観客が駆けつけた。参道ではラッパや太鼓の音が鳴り、「うちの馬はどうだい」という意味の「どうかい、どうかい」と威勢よく掛け声が響いた。境内に到着すると、飾り馬と勢子が神主にお祓いされ、万歳三唱で気勢を上げた。

　神幸行列は16日午前6時に朝随兵（往路）が藤崎宮を出発。並木坂や上通、下通を経て新町の御旅所へと向かう。同7時頃からは、日本銀行熊本支店前で飾り馬を追う勇壮な「馬追い」が披露される。

　御旅所への到着後に能が奉納される。午後2時に夕随兵（復路）として熊本中央郵便局前や銀杏通り、三年坂などを歩き、再び同宮へ帰る。