福間香奈女流名人への挑戦権を獲得した西山朋佳女流三冠「若手の活躍目立つ」
岡田美術館杯第51期女流名人リーグ8回戦が5日、東京・渋谷区の将棋会館で指され、西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=が加藤桃子女流四段に勝利し、8連勝でリーグ優勝を決め、福間香奈女流名人=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=への挑戦権を獲得した。 15日の最終一斉対局を前に挑戦権を獲得した西山は「今日は勝てば挑戦というのはすごく意識していたので、何回かミスはありつつ、なんとか勝ててほっとしています」と明るい表情で喜んだ。 今期リーグは20代前半の若手も多い顔ぶれに。西山に次ぐ2位の内山あや女流初段も20歳の若手だ。「内山さんであったり、若手の方々の活躍が目立ってきてる。内山さんは内容もすごく充実されているなと思っていたので、自分が(7連勝でも)残りの2局頑張らないとプレーオフだなと思っていました」 前期、福間に女流名人のタイトルを奪われた西山。今期は再奪取を狙う番勝負となる。「タイトル戦がまた並行しての開催になり、日程が混み合う中での対局になると思うので、その中でしっかり、よれないように意識していい将棋を指したいと思っています」と気持ちを引き締めた。
報知新聞社