中国内陸部で地震 蔡総統がお見舞い表明 必要な支援を提供する意向示す/台湾
(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は19日、中国内陸部の甘粛省で発生した地震を受け、関心とお見舞いを表明し、必要とする支援を提供する用意があることを伝えるよう台湾で対中関係を担う機関に要請した。総統府の林聿禅(りんいつぜん)報道官が明らかにした。 中国内陸部の甘粛省で18日午後11時59分に発生したマグニチュード(M)6.2の地震で、隣接する青海省を含め少なくとも111人が死亡、230人以上が負傷した。 林氏によれば、蔡総統は地震による犠牲者やその遺族に哀悼の意やお見舞いを表し、台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会と対中政策を担う大陸委員会に対し、必要とする支援を提供する用意があることを伝えるよう要請した。また、救助や復興が順調に行われ、現地が早期に通常の生活を取り戻せるよう願った。 陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)も19日、台湾からの支援を必要とするところがあれば、適時に提供する意向を示した。 (頼于榛/編集:名切千絵)