シダレザクラ春本番 金沢・慶恩寺 一足早く満開
二十四節気の一つで、万物が生き生き輝く頃とされる「清明(せいめい)」の4日、石川県内は曇り空が広がり、正午までの最高気温は志賀で今年最高の17・6度を記録したほか、金沢15・9度、輪島14・1度となった。 金沢市石引2丁目の真宗大谷派慶恩寺(きょうおんじ)では、市指定保存樹のシダレザクラが見頃となり、参拝者や通行人が薄桃色の花びらに見入り、春本番の訪れを感じ取った。 ●兼六園は3分咲き 市内各地ではソメイヨシノが咲き始め、190本がある兼六園では2日に開花した。現在は2~3分咲きで、県金沢城・兼六園管理事務所は週末ごろの満開を見込む。 奥卯辰山健民公園は3日に開花したばかりで、同管理事務所は来週半ば頃の満開を予想。地震の影響で立ち入れない区域もあり、観桜できるのは約800本のうち半数程度になるという。市卯辰山公園「四百年の森」のソメイヨシノは2分咲き程度で、市緑と花の課によると来週半ば頃に満開となる見込み。