近畿・中国・四国地方への災害支援を強化 国際医療NGOジャパンハートが岡山市に新拠点を開設
日本発祥の国際医療NGO、特定非営利活動法人ジャパンハートが19日、岡山市に新たな活動拠点を開設しました。近畿・中国・四国地方への災害支援の強化が目的です。 【写真】備蓄拠点「災害用Heart Stock」
ジャパンハートは、高齢者や乳幼児など要配慮者に物資を無償で提供する備蓄拠点「災害用Heart Stock」を岡山市南区の運送会社の倉庫に整備しています。ジャパンハートによりますと、2024年1月の能登半島地震では発生直後から現地の支援ニーズを調査し、「Heart Stock」から北陸に救援物資を輸送したということです。 そして近い将来、発生が懸念されている南海トラフ大地震に備え、四国地方への支援の足掛かりとなる拠点を岡山市北区に整備しました。医療ボランティアやスタッフが全国から集まり、準備を整えて円滑に被災地に移動できる中継地点となるということです。 ジャパンハートでは今後、医療資材の備蓄を強化し、パートナーシップ協定を結んでいる独立行政法人国立病院機構・岡山医療センターと連携し、岡山から医療支援を迅速にできるよう体制を強化するとしています。
KSB瀬戸内海放送