「暮らしを彩る器フェア」が開幕 岡山、過去最多139ブース出展
備前焼など全国の陶磁器や工芸品を一堂に集めた「暮らしを彩る器フェア」(テレビせとうち、山陽新聞社など主催)が5日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で開幕した。初日から大勢の愛好家らが訪れ、食器や花器などお気に入りの品を買い求めた。9日まで。 14回目の今回は各地の窯元や作家らが過去最多の139ブースを出展。地元を代表する備前焼の皿をはじめ、海をイメージした波佐見焼(長崎県)の青い茶わん、カラフルなデザインが特徴の美濃焼(岐阜県)の一輪挿しなどを展示即売している。南部鉄器(岩手県)の鉄瓶やスズを使ったアクセサリーも並ぶ。 来場者は一つ一つ手に取り、形や色合いを確かめていた。初めて訪れたという会社員の女性(25)=備前市=は「見たことのない食器に出合えて楽しめました」と話した。 会期中、出展窯元の花器を使った生け花展のほか、お香の知識を学べる講座(6日)、コケ玉を作るワークショップ(8日)、抽選で作品が当たるコンテスト(9日まで)などもある。 午前10時~午後5時(最終日は同4時まで)。入場料は600円で、高校生以下無料。問い合わせはコンベックス岡山(086―292―6111)。