マツタケに見た目そっくり「松きのこ」 味でも負けないおいしさあり
猛暑でマツタケが不作といわれる中、見た目がそっくりの「松きのこ」が話題を呼んでいる。栽培・販売するのは広島県世羅町の「世羅きのこ園」。シイタケ菌を20年かけて育種する過程で生まれた。軸が柔らかく、癖のない風味が特徴。生でも焼いても食べられ、お薦めは天ぷらだという。 【動画でみる】培養される「松きのこ」 広葉樹のおがくずに米ぬか、ふすま、トウモロコシの実などを混ぜた菌床培地に植菌、専用の施設で培養する。同園では10万菌床を育て、1日当たり約100キロ収穫。地元、JA尾道市の直売所や道の駅、スーパーなどで販売する。同園会長の東山正さん(71)は「マツタケに負けないおいしさがある」と話す。価格は130グラム600円。(福本卓郎)
日本農業新聞