（写真：PHILE WEB）

フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が、東京・ステーションコンファレンス東京にて開催された。本稿では5階に出展していたWHISMR合同会社のプロダクトについて取り上げたい。 WHISMRが用意していたのは、バイノーラルマイクの「W-BM1」。バイノーラルマイクといえばNEUMANNの「KU 100」を筆頭にさまざまなメーカーから発売されているが、本製品の特徴はオーディオインターフェイスを内蔵し、スマホと直接繋いだ状態でバイノーラル音声を収録できることだという。 iOS／Android／Mac／Windows製品でドライバーなどインストールせずに使うことが可能。また本体の上下にそれぞれデュアル1/4ネジを備え、スマホホルダーや三脚を装着できる。つまり、Vlogを撮影するような感覚でバイノーラル音源の映像を撮影できるのだ。 本体にはUSB-C端子やヘッドホン端子、外部ECMマイク端子を装備。さらにKU 100などにも搭載されているという、バイノーラル独特の音の癖を取り除けるデジタルフィルターも備えるという。 6-7月頃にかけてクラウドファンディングを行う予定で、価格は5万円程度を想定する。気になる方はチェックしてみていただきたい。