手綱巧みに参道疾走、観衆沸く 今治・菊間で「お供馬」(愛媛)
今治市菊間地域で600年以上受け継がれる伝統行事「お供馬の走り込み」が20日、同市菊間町浜の加茂神社であり、9~15歳の乗り子10人が人馬一体で参道を一直線に駆け抜けた。 お供馬の走り込みは、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願う地域祭に合わせて行われており、菊間町愛馬会(渡部孝弘会長)を中心に継承。県無形民俗文化財に指定されている。 乗り子の巧みな手綱さばきで馬が約300メートルのコースを全力疾走すると、観衆から拍手や歓声が湧き上がった。
愛媛新聞社