【2024米大統領選】予測市場では「トランプ優勢」…買われるのはビットコインと銀行株(海外)
米ドル
10月に入ってから米ドルは急騰しており、他の多くの通貨に対して約3%上昇している。 トランプ氏は輸入品に20%の関税をかけることを提案しているが、これはインフレを引き起こすと見られており、金利の上昇を引き起こす可能性があるが、このことが米ドルを上昇させると予想されている。 「11月に彼がホワイトハウスを奪還した場合、アメリカの関税と金利の上昇を予想して、ドルは少なくとも短期的には急騰するだろう」とキャピタル・エコノミクス(Capital Economics)は9月のメモで述べている。
銀行株
トランプ氏は自分が当選すれば規制緩和の波を起こすと約束している。 トランプ前大統領の支持者は、彼が2008年の金融危機後に課された多くの規制から銀行の負担を軽減することを目指していると話している。これはバイデン政権が試みたもののあまり成果が上がらなかったことでもある。 トランプ政権がバイデン政権ほど反トラスト法規制に重点を置かない可能性が高いため、規制緩和策は、新たな合併・買収の波を引き起こす可能性もある。合併・買収が増えれば、大手銀行の収益が上がり、取引による利益の増加につながるかもしれない。 SPDR S&P銀行ETF(上場投資信託)は10月4日以降、9%上昇し、SPDR S&P地域銀行ETFは約10% 上昇した。
依然として接戦
予測市場ではトランプ勝利が有力視されているが、実際には、世論調査では選挙戦はデッドヒートとなっている。
Matthew Fox