辺野古、大浦湾側着手から1週間 軟弱地盤での工事着々と 沖縄県は「事前協議」の継続求める
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が大浦湾側の護岸造成工事に着手してから27日で1週間となる。県は大浦湾側の護岸工事について、埋め立て着工前の事前協議の対象としており、同局に対して22日、工事の中止を求める行政指導文書を出し、事前協議の継続を求めている。 【写真】辺野古の抗議現場に「古代人の座り込み遺跡」
防衛局が20日に着手したのは、埋め立て予定地北側の「A護岸」と埋め立て区域を区切る中仕切り護岸「N1」と「N2」の3カ所。 「A護岸」の工事では「鋼管矢板」と呼ばれる金属製のくいを打ち込み、その間に海砂を詰め込んで護岸を造る。A護岸の工期は約4年を見込む。 大浦湾では26日午後1時ごろ、クレーン船がアームを動かしていたが、午後3時ごろにはアームを畳んだ。 (金城大樹)
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