NGT48本間日陽が4月13日に卒業コンサートを開催!「2回目のシングルセンターに立てた達成感で卒業を決めました」
――あの厳しいレッスンを私もできるんだみたいな(笑)。本当にいいアイドル人生でしたね。 本間 私は48グループが合っていたんだなって。各地に姉妹グループがあって、小さい頃から見てきた偉大な先輩たちの背中があって。選抜総選挙で選抜メンバーにランクインさせてもらったことによって、先輩からたくさんのものが得られて。NGT48ではそれを後輩に伝える作業をして。 ――何を受け取ったんですか? 本間 一番変わったなって思うのはグループ全体のことを考えるようになりました。加入したてのころは何がなんでもセンターになってやるっていう、今考えたら、ちょっと怖いぐらいのセンターへの思いがあって。でも総選挙で選抜に入ったときに先輩たちは、48グループをどう世間の皆さんに知ってもらおうとか、どうやったらもっと好きになってもらえるかとか考えていて。 ――NGT48のセンターに立ったときは、プレッシャーを感じました? 本間 シングルの売り上げの数字は気にしていましたし、ファンの皆さんにこれからも応援し続けてもらうためにはどうしたらいいんだろうって永遠に考えていました。 ――センターに立った曲の売り上げが下がったら、この人のせいで下がったってSNSや掲示板に書く人がいますからね。 本間 そうなんですよ。10代のときはネットの書き込みにすごい左右されたりして、でも20代になって、やっと気にせずに自分の考えを尊重できるようになりました。 ――4月13日に卒業されますね。 本間 私はグループに加入したときからずっとお芝居をやりたいという思いがあって。目標としている先輩は川栄李奈さんなんですけど、20歳のときにグループを卒業されて、映画、ドラマ、舞台など活躍されているのを見て、なんとなく20歳っていう区切りが自分の中にあったんです。それまでに自分の立ち位置を確立して、自分のやりたいことを活動に活かせる立場まで、のぼり詰めようと。でもいざ、20歳になってみると、まだグループでできることがたくさんあるなって。そこからは自分の目標のためと、NGT48のハイブリット型で活動させていただいていました。 ――卒業を決心したのは? 本間 シングルのセンターに立ってからも、ソロ公演、ソロコンサートをやらせていただいて。しばらくは後輩を支えるという役割に徹していたんですけど、一昨年に新潟民放4局合同ドラマ『夜明け前の彼女たち』の主演をやらせていただいたんです。そこでドラマと連動したシングル『渡り鳥たちに空は見えない』のセンターに立たせてもらって。2回目のシングルセンターに立てたという達成感があって、ファンの方にその曲を披露して、やり切れた感がありました。 ――そのときから考えていたんですね。肩の荷がおりたんじゃないですか? 本間 そうですね。1回目のセンターに立ったときは新しいグループを見せて、自分がグループを引っ張っていく姿で安心させたい思いがあったんです。2回目はプレッシャーや重荷とかすべて肩から落ちて、楽しんでセンターに立っていましたね。 ――本間さんが卒業して同期のメンバー3人が残ります。 本間 同期の存在って年数を重ねれば重ねるほど貴重なものだなって実感していて。ちょっと前に同期が立て続けに卒業したことがあって、私は舞台に出ていて卒業公演に出れず、卒業を見送れなかったんですよ。そんな私を同期は暖かく迎え入れてくれて、すごく心に沁みたんです。アイドルという職業に就いたからこそ、出会えた仲間ではあるんですけど、今は切磋琢磨する以上の関係性になれているなって。 ――後輩へ伝えたいことはありますか? 本間 アイドルという職業を憧れだけ終わらせるのではなくて、自分の夢を実現する場所にして欲しいなって思いがすごくあります。