オートバックス、カー用品店事業の組織改正 管理体制を商品軸から機能軸に 2025年4月1日付
オートバックスセブンは26日、カー用品店の「オートバックス事業」で管理体制を商品やサービス軸から機能軸に変更する組織改正を2025年4月1日付で実施すると発表した。「マーケティング」「国内営業」「商品」「管理」で、それぞれに各分野を横断で管理する「管掌」職を新設する。商品やサービスの種類を問わず連携を深めやすくすることで、同事業の成長につなげる狙い。一方、さまざまな事業を管理している「事業統括」職を廃止し、海外向けやオンラインサービスなど独立性の高い事業は新職の「事業部長」がマネジメントする体制に改め、意思決定を速める。 事業管理の見直しに向け、子会社の体制も見直す。独自用品などの企画などを行ってきた「ブランド事業」は同年1月1日付で、子会社のファトラスタイリング(田沼良之代表、静岡県御殿場市)に機能を移管する。中古車事業を担当する「カートレーディング事業部」の下には、4月1日付で新会社「オートバックス・スクエアカーズ」を設立し、直営店舗の運営を任せる形とする。 また、海外事業を手掛ける「海外事業推進部」は4月1日付で、小売り部門と卸売り部門に分割。計6社ある海外子会社もそれぞれに振り分け、効率的な事業体制を敷く考えだ。