心がほっこりする映画5選!
素敵な楽曲と繊細な人間ドラマ!『once ダブリンの街角で』
ダブリンの街角で歌うストリートミュージシャンの男性と、ピアノを愛するチェコ移民の女性。ひょんなことからセッションすることになった2人は、お互いとの時間を通して惹かれ合っていくが……。のちに『はじまりのうた』や『シング・ストリート 未来へのうた』なども監督したジョン・カーニーの出世作であり、舞台ミュージカルにもなったラヴストーリー。 男と女、それぞれの心情が、彼らの演奏する音楽にのせて丁寧に紡がれていく。男にも女にも苦い過去があり、複雑な現在があり、単純なハッピーエンドが用意されているわけではないが、素敵な楽曲と繊細な人間ドラマの邂逅に心の奥をくすぐられる。
主人公一家が魅力的で愛おしい!『コーダ あいのうた』
耳の不自由な家族の中で唯一耳が聞こえるため、家族のコミュニケーションを日々手助けしてきた女子高生ルビー。合唱クラブの顧問に歌の才能を見出された彼女は名門音楽大学への進学を希望するが、彼女の歌声が聞こえない両親からの理解を得られず……。 フランス映画『エール!』をハリウッドでリメイクし、アカデミー賞の作品賞、助演男優賞(ルビーの父親役トロイ・コッツァー)、脚色賞を受賞。夢と現実の狭間で悩む少女の健気な物語であり、ストーリーも深刻だが、ルビーとその家族が魅力的で愛おしく、ユーモラスな描写も相まって心を温められるシーンが多々。ラストにも爽やかな感動が待っている。
「もし恋人と別れなかったどんな人生だった……?」を描く!『天使のくれた時間』
仕事優先の人生を送るために恋人と別れたジャック。それから13年、彼はウォール街で成功し、金融会社の社長として独身生活を謳歌していた。だが、クリスマスの朝にジャックが目を覚ますと、そこは見知らぬ場所。その世界でのジャックは13年前に別れた恋人と結婚しており、2人の子供にも恵まれていた……。 『ラッシュアワー』のブレット・ラトナーがニコラス・ケイジを主演に贈るヒューマンファンタジー。名作『素晴らしき哉、人生!』にオマージュを捧げた物語が展開する中、新たな人生に戸惑う男が自分自身を見つめ直していく。ハートウォーミングなタッチが心地よく、繰り返し見るファンも多い作品。