“欧州組”増えたアメリカ代表 気になるのは監督バーホルターの実力「このレベルの代表を指揮する監督では……」
先日のジャマイカ戦はギリギリの結果に
アメリカ、カナダ、メキシコとの3国共同開催となる2026ワールドカップへ向け、代表強化に力を入れるアメリカ代表。 実際に今のアメリカ代表では多くの若手が育っていて、欧州5大リーグでプレイしている者も多い。 しかし、そのチームを指揮するグレッグ・バーホルターの力量はどうなのだろうか。バーホルターは元アメリカ代表選手であり、引退してからはスウェーデンのハンマルビー、アメリカのコロンバス・クルーで指揮官を務めてから、2018年よりアメリカ代表監督に就任した。 その手腕に疑問を投げかけるのは、元アメリカ代表DFハーキュリーズ・ゴメスだ。 アメリカ代表は今月行われたCONCACAFネーションズリーグ準決勝でジャマイカ代表を3-1、25日に行われた決勝ではメキシコ代表を2-0で撃破して優勝を果たしている。ただ、準決勝のジャマイカ戦は後半アディショナルタイムまで0-1とリードを許す敗北一歩手前のゲームだったのだ。後半アディショナルタイムに相手のオウンゴールで何とか同点に追いつき、その後延長戦で2ゴールを挙げて勝利している。勝ったはいいものの、内容には疑問もある。 ハーキュリーズ・ゴメスはバーホルター体制のままワールドカップを目指していいのかと語る。 「バーホルターもある程度のレベルでは良い監督かもしれない。だが、彼はこのレベルのアメリカ代表を指揮する監督ではないし、チームを2026ワールドカップへ導く監督でもないね」(『Daily Mail』より)。 バーホルターは現役時代に欧州でもプレイしているが、5大リーグの1部でプレイした経験は多くない。指導者として5大リーグで仕事をしたこともなく、今のタレントが揃いつつあるアメリカ代表を引っ張っていける監督なのかどうかは疑問もあるか。
構成/ザ・ワールド編集部