少年院で元日本代表が授業 「感謝を」J1森重選手
東京都八王子市の多摩少年院で11日、更生を支援するための特別授業があり、サッカー元日本代表の森重真人選手(36)(J1・FC東京)が講演した。周囲への感謝や努力の大切さを語り「目標以上の結果は得られない。思うより1歩、2歩先に目標設定してほしい」と強調。少年ら約80人が真剣な面持ちで聞き入った。 森重さんは少年時代の挫折経験や、FC東京でも自身の反則やJ2降格で「逃げたい時期があった」と明かした。 質疑では、少年から「どうすれば人を裏切らずに済むか」と尋ねられ「自分にうそをつかず、自分を裏切らないこと」と助言。「自分を好きにならないと、人を好きになれない」と語りかけた。