2階中央にある食堂と広間。光に過敏な子どもに配慮し、細かな照明調節もできる＝23日午後、東温市田窪

　東温市田窪の県立子ども療育センター内に、適応障害や摂食障害など心に不安を抱える子どもに専門的な医療を提供する県内初の入院施設「児童・思春期病棟」が完成し、23日に開所式と関係者内覧会があった。25日から運用を開始、専門の医師や看護師らが子どもの成長段階に応じて外来診療や入院治療にあたる。 　心のケアが必要な子どもは、全国的に増加。県によると約30都道府県に公立や民間の専門病床・病棟があるが、愛媛にはなかった。これまでは大人と同じ精神科病院や他県の病院に入院していた。