少年野球チーム「熊谷ウィングス」が全国大会出場 資金支援呼びかけも
少年野球チーム「熊谷ウィングス」が11月2日~4日、「オールジャパンベースボールリーグ小等部2024全国大会」に出場した。(熊谷経済新聞) 【写真】小学6年生11人、5年生5人の計16人。トップチームが全国一勝を実現した 熊谷市を拠点に活動する少年野球チーム「熊谷ウィングス」は2007(平成19)年に設立。「心身を鍛え、礼節を重んじる」をモットーに、野球を通じて子どもたちの心身の成長を促すとともに、礼儀や規律を学ぶことを重視している。 同チームの小学6年生11人、5年生5人の計16人は今春、オールジャパンベースボールリーグ2024埼玉県予選で優勝、高円宮杯埼玉県大会3位、ガスワン埼玉県大会で準優勝し、「オールジャパンベースボールリーグ小等部2024全国大会」に出場機会を得た。 全国大会当日、開催前日深夜に現地入りした同チームは第1試合に臨んだ。対戦相手の「羽城ジュニア野球スポーツ少年団」(秋田県代表)に全力プレーで挑み7-0で勝利。念願だった全国1勝をかなえた。倉田賢一監督は「チームには速い球を投げるエースはいないが、少ないチャンスをヒットやスクイズでつなぎ、相手打線を打ち取った。ウィングスらしい戦いぶりだった」と話す。続く2日目、「谷田部ジュニアスターズ」(茨城県代表)との試合では敗れたものの、最終回に3点獲得するなど最後まであきらめず逆転を信じ続けるチームの良さが表れていたという。最終日には「北の台Cファイターズ」(北海道代表)と交流戦を行い、全国大会全日程を終えた。 2023年12月に新体制でスタートした同チーム。倉田監督は「試合経験の少ないメンバーばかり、こんなに経験のないメンバーは初めてだった」と振り返る。「その後、体幹トレーニングや基礎トレーニングに励み、練習試合を重ねて少しずつ経験を積んで成長した。先制点を取られても、ビハインドでも最後まであきらめない姿勢が持ち味。これからの成長が楽しみ」と話す。 チームは現在、12月に三重県で開催される「第5回お伊勢さんPRIDE JAPAN全国選抜学童軟式野球大会」出場に向け、クラウドファンディングを通じ資金支援者を募集している。目標金額は300万円。倉田監督は「熊谷から出場する子どもたちを応援してもらえたら。全国大会での経験は、次世代の選手たちへの刺激にもなる」と話す。
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