マッチングアプリやSNSを悪用したSNS型詐欺の手口とは? その特徴と実際にあった手口を現役・警察官が解説 甘い言葉や利益を得られるような話に注意
日本海テレビ
近年増加する特殊詐欺について、現役の警察官とともに解説していきます。解説は鳥取県警生活安全企画課・波田貴幸 警部補です。 中山沙希 アナウンサー 「今回解説していただく詐欺はなんでしょうか」 鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補 「今回は『SNS型詐欺』です。SNS型詐欺の中には、投資を持ちかけるもの、そして結婚や交際をもちかけて相手からお金をだますロマンス詐欺の2種類あるんですが、去年と今年の鳥取県の被害状況です」
波田貴幸 警部補 「鳥取県の去年1年間の発生件数は11件、被害額は1億6090万円そして、今年に入って9月末時点での被害件数が30件、被害額は4億8535万円と、去年1年間の被害をすでに大幅に超えているんです」 中山アナ 「かなり深刻な状況ですが、これほどまでに増えた理由はなんでしょうか?」 波田貴幸 警部補 「手口が巧妙になったこと、1件の被害額がかなり大きくなった事などが考えられます」
女性から好意を寄せるような内容とともに暗号資産への投資を誘導するメッセージが送られてきました。男性は疑うことなく振り込みを行うと、女性からー。
など片言の日本語でメッセージが届き、その後も投資の指導料などという名目で振り込みを要求。男性は約2億円をだまし取られました。
■SNS型詐欺の3つの特徴とは?
中山沙希 アナウンサー 「かなり手の込んだ手口のように感じるのですが、このSNS型のロマンス詐欺、投資詐欺というのはどのような特徴があるのでしょうか」 鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補 「あわせて3つあります。まず1つ目、ネットなどから得た拾い画を使っているということです。ハーフや外国人を偽って近づいてくることがあります」 中山アナ 「敢えて外国をにおわすのはなぜなんでしょうか?」 波田貴幸 警部補 「犯人は日本人でないことが多々あるんです。犯人は翻訳アプリを使って片言の日本語で日本人に近づいてくるので、おかしな日本語をカモフラージュするために外国人だと偽るんですね」