ゼレンスキー氏を指名手配 ロシア内務省、容疑は不明
4日のタス通信によると、ロシア内務省はウクライナのゼレンスキー大統領を指名手配した。 【地図で見る】ウクライナ戦況マップ 具体的な容疑は明らかになっていないが、プーチン政権がゼレンスキー氏を「ネオナチ」と呼んで正当化するウクライナ侵攻に関連しているもようだ。独立系の「メディアゾナ」が伝えたところでは、指名手配されたのは今年2月という。 内務省は併せて、2014年に親ロシア派政権が打倒されたウクライナ政変後、選挙を経て就任したポロシェンコ前大統領も手配した。 ロシアが指名手配した外国政府トップとしては「(第2次大戦で戦死した)ソ連兵の記念碑破壊の疑い」でエストニアのカラス首相がリストに載った例がある。 ウクライナ外務省は「ロシアが自暴自棄になった証拠」と論評。国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領に出した逮捕状については「本物」だと皮肉った。