今季限りでリヴァプールと契約満了も、ファン・ダイクは決断を急がず?「現時点では…」
リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、自身の新契約について言及した。イギリスメディア『ミラー』が23日に同選手のコメントを伝えている。 【ハイライト動画】リヴァプールがトッテナムとの合計9発の撃ち合い制す! 現在33歳のファン・ダイクはフローニンゲン、セルティック、サウサンプトンを経て、2018年冬にリヴァプールへと加わった。即座にDFリーダーとして存在感を発揮し、ユルゲン・クロップ前監督の下で世界屈指のセンターバックへ成長。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇や翌シーズンのクラブにとって悲願だったプレミアリーグ初優勝に大きく貢献した。 昨シーズンからはキャプテンも託され、名実ともにクラブの“顔”としてリヴァプールをけん引。在籍8年目を迎える今シーズンも、ここまで行われた公式戦22試合に出場して2ゴールをマーク。ターンオーバー布陣を採用しているカラバオ・カップ(EFL)カップでは休養を与えられているが、プレミアリーグとCLではここまで行われた全試合にフル出場。プレミアリーグとCL・リーグフェーズで首位に立つチームを最終ラインから支えていた。 そんなファン・ダイクは、エジプト代表FWモハメド・サラーやイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドと同様に、今季限りでリヴァプールとの現行契約が満了を迎えるが、現時点で新契約は締結されていない。ファン・ダイク自身は10月の段階で交渉が続いていることを認めており、12月に入るとイギリスメディア『アスレティック』によって最初の新契約が提示されたことが明るみに出ていた。しかし、その時点ではリヴァプールの提示した条件がファン・ダイクの要望とは異なっており、進展はなかったと報じられている。 来年1月に入ると現行契約の残り期間が6カ月を迎えるため、他クラブとの自由交渉が可能となる。フリーでの移籍も模索できる状況のなか、ファン・ダイクが自身の契約延長について口を開いた。 リヴァプールと新契約を結ぶか否かの返答期限が定められているかを問われたファン・ダイクは、「現時点で明確な期限は設定されていない」と回答。続けて、「将来がどうなるかはまだ誰にもわからない。今はレスター戦のことだけを考えている。これまでに僕らはわずかな勝ち点差で2度もリーグタイトルを逃してきた。一戦一戦を大事にしなければならないことは誰よりも知っているはずだ」と話し、26日に控えたプレミアリーグ第18節レスター戦に向けて全神経を注いでいると主張した。 ファン・ダイクは最終的にどのような決断を下すのだろうか。近年のリヴァプールの成功を語る上で欠かせないキャプテンの去就に注目が集まる。
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