県内3地点で35℃超え 高校運動会では熱中症対策も 午後の開催を見合わせ
南海放送
2日続けて熱中症警戒アラートが発表されたきょうの愛媛県内。宇和島、宇和、大洲の3地点で35℃を超える猛暑日となり、4人が熱中症の疑いで搬送されるなど厳しい暑さとなりました。 140年以上の歴史を誇る松山東高校の運動会。全校生徒1063人が、4つのグループに分かれて優勝を争いました。 きょうの松山の最高気温は34.4℃。湿った空気が流れ込んだことで湿度が上がり、蒸し暑い中での開催となりました。 学校では今年初めて運動会の開催をこれまでよりも1週間遅らせたほか、全校生徒にスポーツドリンクを配布。 アナウンス: 「生徒のみなさんはこまめに水分補給をしてください」 氷を取る生徒: 「これは体を冷やす用です。熱中症対策。暑いんで」 ほかにも各グループのテントに自由に使える氷を用意するなど、様々な熱中症対策をとりました。 観覧に訪れた保護者にはエアコンが効いた体育館を開放します。 体育館で休憩中の保護者: 「炎天下ですごく暑くて。朝から来ていたが汗だくで赤ちゃんもいるし。開放されてすごくいい」 しかしその後、数人の生徒が体調不良を訴えたことに加え、午後からも気温の上昇が見込まれることなどから、学校は午後の開催を見合わせることを決めました。 残りの種目はあす午前中に実施するということです。 松山地方気象台によると、週明け月曜ごろまでは厳しい残暑が続く見込みの県内。日差しがあるときは特に熱中症に注意が必要として、涼しい環境で過ごすことやこまめな水分・塩分の補給などを呼びかけています。