普通学級で「一緒に学ぶ教育へ」 東大と国立市教委が協定
東大大学院教育学研究科と東京都国立市教育委員会は29日、障害の有無にかかわらず小中学校の普通学級で全ての子どもがいつも一緒に学ぶ「フルインクルーシブ教育」の実現を目指す協定を締結した。東大側は教員研修への教授らの派遣などを検討し、市教委は研究支援や学生の実習受け入れを想定している。 東大で開かれた調印式で、国立市の雨宮和人教育長は、必要な教員の確保など多くの課題があるとした上で「子どもや保護者、教員らの共通理解の下で実現を目指したい」と話し、将来的な目標達成に向けて努力すると強調した。